


すでに発売されているDSiウェア版との違いを含めて、あらためて今回の『絵心教室DS』の特徴を。
『絵心教室DS』は、基本的にはDSiウェア版の『わりと本格的 絵心教室』の『前期』と『後期』を1本にまとめたソフトですが、新たにミニレッスンをいくつか追加しています。また、自分で描いた絵をスライドショーで見せることもできるようになっています。他にも体験版を友だちのDSに送ることができたり、さきほどお話に出た50枚以上のモチーフの写真も入っています。
DSiで遊ぶと、ゲーム内にあるカメラ機能が使えるのですが、DSiカメラにはない、“グリッドを表示しながら撮影”を行うこともできるので、モチーフを撮影する段階から構図が決めやすくなっています。
やはり当たり前ですけど、DSiでなくても遊べますという点ですね。DSiを持っていない方にもこのゲームを届けたかったというのが今回のソフトを作り始めた一番のポイントです。DSiウェア版にあった、描いた絵をSDカードに出力する機能はありませんが、レッスンやモチーフを増やして、それに代わるものを提供できたんじゃないかなと思います。ちなみに、今回追加したモチーフでタンクが一番好きなのは?
クワガタの写真が一番好きですね。虫って描いてみたいけど、なかなか止まってくれないから(笑)。
ホント!? じゃあそれ描いて送ってよ(笑)。
わかりました!
それでは最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
今までゲームを色々と開発してきましたが、このプロジェクトには本当に誇りに思っています。たくさんの人に絵を描くことを教えることができたり、絵に関連した何かをするというのは、なかなか普段の現場でできることではありませんでしたし。
私のまわりのテスターさんの間でも、元々絵を描くのが苦手だったり、描いてみたいけどヘタだと思っていた人が、ビックリするような絵が描けたということがたくさんありました。そういう自分でも気付かなかった隠れた才能を、このゲームで見つけてもらえたらうれしいです。
少しでも絵に興味があったら、とにかく一度遊んでみてほしいですね。できればDSi LLで遊んでいただくと、絵を描くのも見るのも大きな画面でできるので楽しいですよ!
任天堂社内にはプロの絵描きさんがたくさんいて、劣等感のカタマリだった私が、絵を描いてこんな風に他の社員に「見て見て!」って見せられるようなことは、このゲームに出会うまでは考えられなかったことだと思います。
印象派的な味のある絵ですよね。
寺崎、絵を描くのがすごくうまくなったんですよ。
でもタンク先生!顔の描き方を教えてくれないから、宮地を描いたらこんなんなっちゃったじゃないですかー!
え?誰ですか、これ?…あっ!電話もう切れましたよ。
ありがとうございました(笑)