コンテストに入選して、周囲の反応はどうでした？

最初に連絡を受けた時は重大さに気付いてなかったんですが、こんなところにお呼ばれして、家族も友だちも驚いてます。

実は、今日地元で成人式の予定だったんですが、こっちのほうが大事なので（笑）。

2人は作品を見せあったりするの？

誤字・脱字のチェックをするという名目で弟の作品を見たりはするんですけど。

結局、投稿したあとにミスが見つかるんですよね。

もうプロだね（笑）。

『うごメモ』って、まだ存在を知らない方もいるかと思うんですが、周りに見せた時、どんな反応をされますか？

自分も含めて、自分の周りにはオタクな人が多いんですが、そういう人は創作も好きなんで、はじめは「へぇ〜」くらいの反応なんですが、実は恥ずかしいから投稿はしないけど、大量に作ってたりしますね（笑）。

創作メモみたいな形で使われているケースがあるんですね。

絵がうまい親戚に『うごメモ』を見せたら、投稿まではしないけど、喜んでたくさん作って見せてくれますね。

「見せてくれる」ということは、恥ずかしいからとかじゃなく、Wi-Fiにつながってないから投稿しないというのもあるのかな？

そうですね。無線のネットワークがないので。

『うごメモ』を共有して、描き加えて友だちに返す機能がありますよね。「うごメモシアター」上でも、親作品をダウンロードして、それに描き加えた子作品という形で投稿したり。それを使っている人はいますか？

『うごメモ』ではじめてアニメを描いたんですが、美術系の大学に行っているので、アニメの創作の授業の時に、このくらい動かせばいいというのがすぐにできましたね。

実は、私たちも美術系の大学の出身なので、母校の先生とかにも、授業でも使えるんじゃないかと普及活動みたいなことをやってるんです。さすがに生徒全員にDSiを用意しないといけないという問題もあるので、なかなかお話は進まないんですが、アニメーションを勉強される方にとっては役立つ面はあると思いますね。

みなさんが作品を作るモチベーションって、どこからくるんでしょうか？

思いつき、アイデアをカタチにして作品ができる面白さですね。

できた作品にコメントがつきますが、それはモチベーションにつながる？

「はてなスター」もほしい？（笑）。

はい。でも、コメントをもらえたほうがうれしいですね。

他の人がどういう気持ちで見ているのか知りたいので。

ただ、うちにはパソコンがなくて、DSiからでは10件までしかコメントが見られないので、毎回感想を書いてきてくれる人のコメントが読めなかったりします。お返事できないのが申し訳なくて、コメントを拒否する設定にしたこともあったんですよね。

なるほど……。ちなみに、作品には手描きでコメントができる機能があるんですが、だいたい1日に25万件のコメントがあるんです。みなさん有名な『うごメモ』作家さんでコメントもたくさんもらうだろうから、管理が大変だろうなと思っていました。でも、コメント機能をなくしてしまうというのもさびしいだろうし……。難しいですね。