N.O.M Nintendo Online Magazine No.151 February 2011

N.O.M2月号特集 「マリオうごメモコンテスト」入選者座談会

マリオ

「マリオうごメモコンテスト」入選者座談会

4. どうやって『うごメモ』を作ってる?

宮本

ところで、みちさんの作品は、テーマがあったり、ドラマ仕立てになっていますよね。ああいうのは、どうやって作るんですか?

みち

最初はワンアイデアです。今回応募した作品では、ピーチの後ろにクッパがくっついているという一枚の絵からですね。イメージボードみたいな感じで。ピーチをリアルに描いてみたら、宝塚の「男装の麗人」というイメージも浮かんできたので、それを組み合わせて。

宮本

作品のカメラワークとかを見ていると、普段からそういうお仕事をされたり、注意深く見られている人なのかなと思ったんですが。

みち

『うごメモ』をやり始めてから、いままで観てきた映画とかアニメとか、身の回りで観察していたことを再現するような感じで作ってきました。

宮本

今回のメンバーでは、teruさんはお仕事でもアニメを作られていたそうですが、他のみなさんは、マンガを描いたり、プラモデルを作ったり、何か創作活動はされてないんでしょうか。わりと『うごメモ』がはじめてなのかな?

スラきち♪

紙だったり、パソコンのツールを使ったりもちょっとはするんですが、自分は下の兄弟に見せて喜ばせるためにやっているところが大きいので、『うごメモ』のほうが楽しいことができるかなと。

宮本

ここは兄弟が観客なんだ。グリーンペッパーさんとじゃこらんたんさんのところは、お互いチェックしあう関係だけど(笑)。

手塚

普段、投稿はしないとおっしゃってましたが、何かきっかけはあったんですか?

スラきち♪

マリオが好きだというのと、自分の作品を作って投稿してみたかったので。普段は落書き感覚で使っています。

宮本

スラきち♪さんの作品は、フキダシに「×」を入れたりしているのが特徴的ですね。やっぱりマンガとか読みます? どこで思いつくのかなと思って。

スラきち♪

そうですね。言葉で描いちゃうとまとまりが悪いような感じがしたので……。

宮本

その「まとまる感じ」、僕自身にもあって。みなさんの場合、それがどこから生まれているのか興味がありますね。
あと、パッと出てきてスッとはけるみたいな「時間の使い方」って、動きのタイミングだけを先にザーッと作るのか、そこそこ描きこんでから直すのか、みなさんどうなのかな?

スラきち♪

今回は音に合わせて作っていきました。

グリーンペッパー

音が先にあるものだと、録音してそれに合わせた絵を先に描いたりしますけど、絵から先に描いてしまう時もあります。

宮本

コマの数とかはわりと早い段階で決めるんですか?

グリーンペッパー

そうですね。ここは10コマくらいかなと思ったら、とりあえず10コマ描いて、あとは容量がなくなるまで細かく描いて……と。

じゃこらんたん

いざ聞かれてみると、自分でもどうやってるのかわからないですね(笑)。音が先のこともありますし、音に合うようにページを増やしたこともありますし、偶然ピッタリ合ったからという時もありますし。適当にやっちゃうことのほうが多い気がします。

Kengo

自分は普段あまり音を使わないので合わせることはないんですが、動きのスピードを決める絵は最初に描きます。今回の場合は、おおまかなラフを全部描いてから、一枚一枚きれいに仕上げました。枚数が少なかったので、やりやすかったです。まずざっと動きを作って「複写」したり、前の絵を「透かし」たりしながら修正する感じです。

みち

私も、とりあえず描いて、そこから足したり引いたりというのは同じですね。

宮本

その動きのタイミングを決める時の、ちょうどいい感じって、どこから来てるんでしょうね? 僕の場合は関西のお笑いのノリとかがベースになってる気がしていて、世界にそれを発信しているような気がしてるんですが(笑)。これって関西のみなのか、日本共通なのか。今回の選考でも、テンポがいいものが選ばれている感じがしますし。

小泉

オチがあるのも重要ですよね(笑)。

宮本

あの動きの長さとか、どうやって決めてるんだろう。自分もわからないから、何かあったら聞いてみたいんだけど。teruさんは、アタリを作ってから仕上げていくんですか?

teru

細かい動きの場合は、丸とか三角でタイミングがわかるようマークだけつけたりします。今回は音楽があったので、音楽が変わるところに印をつけておけば、それを再生すれば合ってるかどうかもわかりますから、ちゃんと最初から最後までピッタリ印が出てくるか確認して、あとは好きなところから描き始めました。

宮本

音楽に合わせてっていうのが特徴的なアイデアの作品でしたしね。

teru

『うごメモ』は、それが簡単にできるのが特長だと思います。

手塚

作品にも活かされて、それが表れていますよね。

クレイド

僕の場合は、とりあえずイントロだけ曲に合わせようと思って。ストーリー的なアイデアはないんですけど、描いている途中に、電光掲示板みたいに文字が流れるのを思いついて、それを入れたりしています。

宮本

タイミングを先に決める人は手を挙げて(※みちさん、エドさん、スラきち♪さん、teruさんが挙手)。じゃあ、他の方は一発で描く派なんだ。では何を描くか決めずに描いていくうちに、ふくらんでいって、収拾がつかなくなって終わるんですって人は(※みちさん、Kengoさん、エドさん、クレイドさんが挙手)。実は、僕もそうなんです(笑)。