スーパーファミコンの発売から間もない1990年12月16日、名作『アクトレイザー』が誕生しました。プレイヤーが神となり世界を発展させていくというスケールの大きさや、アクションゲームとシミュレーションゲームを融合させた画期的なシステム、古代祐三氏が手がけた音楽などが評判を呼び、現在も根強い人気を誇っています。

『アクトレイザー』は、魔物に奪われた土地を取り戻す「アクションモード」と、取り戻した土地を発展させる「クリエイションモード」の2つで構成されています。タイプの違う2つのモードがプレイヤーを飽きさせません。

クリエイションモードでは、神のしもべ・エンジェルを操作して町を発展させます。襲い来る魔物から人間を守り、人々の願いを叶えてあげてください。思いどおりの町を作って人口を増やし、世界に光を取り戻しましょう。

魔物は人間をさらったり、家や畑を焼いてしまう厄介者。 エンジェルの矢でこまめに撃退して人々の暮らしを守りましょう。

人間にはどうしようもない自然も、神にかかれば自由に操作できます。雷で岩を取り除いたり、雨で火事を消したり、果ては地震で大陸の形を変えることまで……。この万能感はやみつきになります。

町作りはいたってシンプル。発展させたい方向を人間に指示するだけです。方向さえ指示しておけば、人々が自動的に家を建てたり、畑を作ったりしてくれます。

火事が起きたら雨を降らせてくれと頼んできたり、町が発展すると神への感謝を忘れがちになる……そんなわがままな人間たちの態度に、プレイヤーであるあなたも考えるところが多いはずです。