ウェブサイト制作者向けインターネットブラウザーの
拡張機能について

Wii Uの『インターネットブラウザー』では特別なJavaScriptを用いることでGamePadのボタンや状態を取得したり、
動画や画像(JPEG形式)の表示を切り替えることができます。
ウェブサイトを制作する際の参考としてご活用ください。

拡張機能を使ったサンプルページはこちら

※上記サンプルページはWii Uの『インターネットブラウザー』でのみ正しく動作します。

開発者モードについて

ユーザーエージェントの切り替え

Wii Uの『インターネットブラウザー』から、「スタートページ」の「設定」内で切り替えることができます。

デベロッパーツールの有効化

設定を有効にした後、Wii Uの『インターネットブラウザー』で任意のウェブページを表示。
同一LAN上のパソコンのブラウザーから、設定時に指定されたURLを開くことで、各種情報を確認することができます。
(Chrome[ver.41.0.2272.118m]、Safari[ver.8.0.5]で動作を確認しています。)

※「ユーザーエージェントの切り替え」「デベロッパーツール」は、『インターネットブラウザー』を終了すると無効化されます。

window.wiiu.gamepadオブジェクト

メソッド
メソッド名引数戻り値説明
update()なしGamePad状態オブジェクトGamePadの現在の情報を取得し、その情報を持ったオブジェクトを返します。
プロパティ
名前説明
isEnabledGamePadが接続されている場合は1になります。
isDataValid格納されたデータが有効な場合は1になります。
tpTouchタッチパネルに触れている場合は1になります。
tpValidity タッチ位置データ(contentX, contentY)の有効性に応じて以下の値となります。
XY座標値が共に有効: 0
X座標が無効: 1
Y座標が無効: 2
XY座標が共に無効: 3
contentX コンテンツ左上を(0, 0)とした表示されたコンテンツ上でのタッチ位置を表します。
値は0 ≤ contentX < コンテンツ横幅, 0 ≤ contentY < コンテンツ縦幅ですが、アドレスバー上などコンテンツ外をタッチしている場合は範囲外の値をとります。
contentY
lStickX 左スティックの傾きを表します。
値は -1.0 ≤ lStickX, lStickY ≤ +1.0 で、右上がプラス方向です。
lStickY
rStickX 右スティックの傾きを表します。
値は -1.0 ≤ rStickX, rStickY ≤ +1.0 で、右上がプラス方向です。
rStickY
holdボタンを押している間は対応したボタンのフラグが立ちます。以下のボタンフラグ対応表をご覧ください。
accX 加速度センサーの値を表します。
X値はGamePadの画面に対して左側、
Y値はGamePadの画面に対して手前側、
Z値はGamePadの画面に対して上側
がそれぞれプラス方向に対応しており、1Gを+1.0とした小数値です。
accY
accZ
gyroX ジャイロ(角速度)センサーの値を表します。
加速度センサーと同じ各軸方向に対して時計回りの回転をプラス方向とし、
360dps(角度/秒)を1.0とした値をとります。
gyroY
gyroZ
angleX ジャイロセンサーの値から計算される各軸方向の回転量を表します。
angleY
angleZ
dirXx GamePadの3次元姿勢を表す3x3行列を表します。
dirXy
dirXz
dirYx
dirYy
dirYz
dirZx
dirZy
dirZz
ボタンフラグ対応表
ボタンフラグ
+Control Pad - UP0x00000200
+Control Pad - DOWN0x00000100
+Control Pad - LEFT0x00000800
+Control Pad - RIGHT0x00000400
A button0x00008000
B button0x00004000
X button0x00002000
Y button0x00001000
L button0x00000020
R button0x00000010
ZL button0x00000080
ZR button0x00000040
ボタンフラグ
-button0x00000004
+button0x00000008
LStick - UP0x10000000
LStick - DOWN0x08000000
LStick - LEFT0x40000000
LStick - RIGHT0x20000000
RStick - UP0x01000000
RStick - DOWN0x00800000
RStick - LEFT0x04000000
RStick - RIGHT0x02000000
LStick Button0x00040000
RStick Button0x00020000

window.wiiu.videoplayerオブジェクト

メソッド
メソッド名引数戻り値説明
end()なし処理の成否(Boolean)ビデオプレイヤーを終了します。
プロパティ
名前説明
viewMode ビデオ再生中のGamePadの表示状態を以下の整数値で表します。
ビデオ再生画面表示状態: 0
ブラウザー画面表示状態: 1

また、この値を変更することでビデオ再生時のGamePadの状態を変更できます。
関連イベント
名前説明
wiiu_videoplayer_end ビデオプレイヤー終了時に呼び出されます。

window.wiiu.imageviewオブジェクト

メソッド
メソッド名引数戻り値説明
end()なし処理の成否(Boolean)画像プレビューを終了します。
getErrorCode()なしエラー番号(Number)直近で発生したエラーのエラーコードを返します。
エラーが発生していなければ-1を返します。
プロパティ
名前説明
viewMode 画像プレビュー起動中のGamePadの表示状態を以下の整数値で表します。
画像ビューア表示状態: 0
ブラウザー画面表示状態: 1

また、この値を変更することで画像プレビュー時のGamePadの状態を変更できます。
エラーコード対応表
コード内容
202サポートされていない形式です。
203幅または高さのサイズが大きすぎる画像です。
コード内容
204ファイルサイズが大きすぎる画像です。
205Progressive形式のJPEGで、かつ画素数の多すぎる画像です。
関連イベント
名前説明
wiiu_imageview_start 画像プレビュー開始時に呼び出されます。
wiiu_imageview_end 画像プレビュー終了時に呼び出されます。
wiiu_imageview_change_viewmode GamePadの画像プレビュー表示状態が変わったときに呼び出されます。
wiiu_imageview_change_content 画像プレビューのコンテンツが変更されたときに呼び出されます。
wiiu_imageview_error 画像プレビューでエラーが発生した場合に呼び出されます。

Wii U GamePadのJavaScriptキーコード

Wii U GamePadの各ボタンに対応するJavaScriptのキーコードは次のとおりです。

Wii U GamePadのKeyEventで取得されるキーコード
ボタンコード
+Control Pad - UP38
+Control Pad - DOWN40
ボタンコード
+Control Pad - LEFT37
+Control Pad - RIGHT39
A Button13

利用上の
注意

  • 当社(任天堂株式会社)は、この拡張機能に関して、一定の商品性を有していること、特定の目的への適合性を有していること、第三者の知的財産権(特許権、著作権、商標等)を侵害していないこと等を含め、一切の法律上の保証を行いません。
  • この拡張機能を使用したことによって被るいかなる損害に対しても、当社は責任を負いません。
  • 当社は、この拡張機能を使用する方に対して、いかなる権利をも付与するものではありません。
  • 当社は、この拡張機能に関するサポートは一切行っておりません。