とにかく人に聞く

英語が使える仕事に就きたい

各国のさまざまな明細

もともと私は幼少期にアメリカに住んでいたこともあり、英語が使える仕事に就きたいと考えていました。ところが任天堂に入社して、最初に配属されたのが内部監査室で、その4年半後に異動したのが経理部です。どちらの部署も、英語には縁がないように思われるかもしれませんが、海外子会社とのやりとりが発生する業務もありますので、「英語が使える仕事に就きたい」という希望は叶ったように思っています。


経理部に異動して3年ほど経ってからのことですが、Nintendo Switchの発売に合わせてサービスが開始される、「ニンテンドーeショップ」の立ち上げに関わることになりました。ニンテンドーeショップは、ニンテンドー3DSやWii Uの頃からあるオンラインストアなのですが、Nintendo Switch向けのeショップでは、お客さまからは見えない内部の仕組みを変更することになりました。経理面での大きな変更としては、各国の消費税率などの改正に対応しやすいようにクラウドサービスを使うことになったのですが、私はそのサポートを行うことになりました。


この仕事をはじめるにあたっては、とにかく人に聞く、ということを心がけました。システムのことや、3DSやWii Uのときのニンテンドーeショップ導入時に、どんな点に気をつけたのか、ということを経理部の上司や先輩にどんどん聞いてまわるようにして、注意すべき点を理解するようにしました。それと同時に、税制についての勉強もしっかり行いました。国によって税制が異なるのは当然ですが、アメリカでは州によって消費税が変わります。そこで、アメリカの税務局のホームページを調べるなどして、自分の知識を高めるようにしました。

数字から会社が見える

そうやって得られた知識は、海外の子会社とやりとりするときに役立ちました。日本語をそのまま英語に訳して伝えるのではなく、システム側で、なぜそういう変更が必要なのかということを、自分でしっかり理解し、相手の国がどのような税制になっていて、どんなことに注意しなければならないかということも、あらかじめ知っておくことで、どのような質問を受けても、しっかり答えられるようにしていました。

ニンテンドーeショップは、Nintendo Switch発売の2017年3月3日に無事にスタートすることができ、そこでひと安心、といきたいところだったのですが、経理としての山場はそのあとに訪れました。期末である3月末までの売り上げをちゃんと集計することが、すごく重要な仕事だったんですね。でも、最終的にうまく集計でき、本当に安心できたのは、Nintendo Switchの発売から1か月ほど過ぎてからのことだったのです。


じつは私は、大学時代に会計の勉強をしていたわけではありません。ですから、経理部に異動したときは、簿記の初歩的なことすら判らないレベルだったんです。でも異動後に、資格を取得し、わからないことは先輩たちに聞いたり、勉強を続けたりしていくなかで、いまでは業績予想の仕事にも関わることができるようになりました。そして、数字から会社が見える、という経理の仕事に、とてもおもしろさを感じているところです。


社員略歴

瀬川 朋来経理部/2009年 入社
2009年「事務系」入社。内部監査業務を担当した後、経理部へ異動。海外子会社の連結決算業務や、ネットワークサービスに関する会計処理の検討など、幅広く経理業務に携わる。
職種