システムの要はコミュニケーション

アプリの分析システムを作る

私はもともと社内ネットワークの仕事がやりたいと考えて任天堂に入社しました。そこで配属されたのが、社内のインフラを担当する管理グループだったのですが、「ニンテンドーeショップ」がスタートするときに、売り上げなどの分析を行う必要があるということで、分析グループで働くことになりました。その後、スマートデバイス事業部が発足し、現在、私はデータ分析システムの開発と運営を担当しています。

ゲーム専用機とスマートデバイスからのデータを扱っていますが、それぞれデータに特性があります。たとえば、ゲーム専用機であれば、そのゲームをどれくらいの人がダウンロードしたかを正確に把握することができるのですが、スマートデバイス用のゲームの場合、ダウンロード数そのものは単純には集計できないのです。

というのも、お目当てのキャラやアイテムを入手するために、インストールとアンインストールが複数回行われるケースがあるんですね。それをそのままダウンロードしたお客様として集計すると、実体は1人なのに何十人、何百人ということになってしまいます。そこで、その重複を判別するために、集計の方法を工夫して、実際に遊んでいるお客様の数を割り出すようなことを行っています。

いろんな人たちとのふれあい

任天堂は、いろいろな会社さんにご協力いただいてスマートデバイス用アプリを配信していますので、アプリに分析システムを対応させるために、いろいろな会社さんのデータ処理のスペシャリストと密に打ち合わせをしました。
そこで信頼関係を築くことがもちろん大事なのですが、お互いが技術者だとすごく話しやすいんですね。会社は違っても、共通の言語を持っていますし、基本的には「めんどくさいことをやらなくてもいいようにする」というのがシステム技術者なんです。もともとめんどうな作業をしたくないからシステムを開発するわけですし、どうしたらシンプルなシステムになるか、どうしたらより楽にそれが実現できるか、という仕事の方向性が同じですので、スムーズに話ができたのだと思います。

このデータ分析システムの開発や運営の仕事は、1日中コンピューターの前に座って働いているような印象があるかもしれませんが、じつはデータの連係などで、社内外の人たちと一緒に仕事をすることが多いんですね。しかも任天堂の場合、グローバルなデータを扱っていますので、海外から毎日のように問い合わせが入ってきて、そこで交流することも多いのです。そのように、いろんな人たちとふれあいができるのも、任天堂でこの仕事ができる楽しさだと感じています。

社員略歴

福岡 将幸技術開発部/2010年 入社
2010年「理工系(ソフトウェア)」入社。社内ネットワーク、コンピューターの管理およびサポート業務を担当した後、ニンテンドー3DS/Wii U「ニンテンドーeショップ」の分析業務、ゲーム専用機向け分析システムの運用、スマートデバイス向けを含む分析基盤の開発運用に携わる。
職種

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