Wii U スーパーマリオメーカー

更新日:2016.3.16

スーパーマリオメーカーコース作成講座 ましことヤマムラ

番外編 その2

前回までのあらすじ

その1をみる

『スーパーマリオメーカー』に「カギ」や「カギドア」などの新しいパーツが増えたということで、ましこは久しぶりにヤマムラからの宿題に挑戦することに。さて、一体どんなコースができ上がったのでしょうか?

宿題

カギドアを使ったコース

ましこ
『スーパーマリオメーカー』のあそびかたなどを説明してくれるやさしいお姉さん。コースづくりの極意をヤマムラから学んでいた。 あそびかた
ヤマムラ
鳩。完全に鳩。しかし『スーパーマリオメーカー』のコースづくりの名人でもある。枝豆とからあげが大好物。

ポー、ポポポポー……。(あー枝豆おいしいナァ…モシャモシャ……そろそろましこが宿題を持ってくるころかな~?モシャモシャ…)

ヤマムラさーん。「カギドア」を使ったコースを作ってきましたよ。

ポーーーー!!!

(ブーーーー!!!!だ、誰ーー!?)

私ですよ!ヤマムラさん

ポッ!?(えっ!?あれ……?ましこ?はぁ、びっくりした……なんでそんな姿なんだ?)

いやぁ~私もキャラマリオデビューしちゃったじゃないですか。つまり有名人、セレブなわけですよ。

ポ……?(え……?)

街中で一般人に「あ、ましこさんですか?ファンなんです!サインしてください!」とか声をかけられるに決まっています。だから、変装してるんです!!

ポーポポポ。(わかった、じゃあコースを見ていくぞ)

えっ!?無視!?

今回ましこが作ったコース

ましこが作ったコースを実際にプレイできるよ

[コースID] B583-0000-000D-E2C1

ポポポポポ……。(おお、ドアや土管でいろいろなところに移動するようにつくったんだな。まるで迷路みたいだ……)

今回はちょっと洋館をイメージして作ってみました。迷路のコースは作るのが楽しいですね~。

ポポポポ~。(楽しいよねぇ~。俺も好き。ついつい凝りすぎて難しいコースになってしまうんだよね。)

「迷路コースづくりあるある」ですね。ちゃんと遊ぶ人のことを考えて作らないとだめですね。

ポーポー。(そうそう、「これだとちょっと簡単すぎかな?」ってくらいが実はちょうどいい難易度だったりすることもあるしね。あ、ましこのキャラマリオも使ってるな。)

あ、気がつきました?せっかくなので使っちゃいました。

ポポポポポ。(さっそく活用してくれてうれしいよ。それにしてもコースづくりうまくなったなぁ!カギの取りかたもだんだん難しくしているし……。っていうか、もうサングラスとマスクはいいんだ?)

もういいです。なんかさっき無視されて我に返りました。

ポーポーポー。(目がさめてよかった(笑)さて、今回はコースがわりといい感じなので、悪いところを直すというよりも、「初めてカギドアのあるコースを遊ぶ人」を意識して、遊びやすくなるようなチューニングをしてみた。)

ヤマムラ流!ワンポイントアドバイス

  1. ①ましこのコースはカギドアのところから、右の方にあるカギが丸見えなんだけど、カギドアが開かないことに気がついたあとに、すこし鍵を探してもらいたいので、カギの位置を右にずらした。今回は「初めてカギドアを見る人」がテーマなので、見えるか見えないかくらいの位置にした。

    ①ましこのコースはカギドアのところから、右の方にあるカギが丸見えなんだけど、カギドアが開かないことに気がついたあとに、すこし鍵を探してもらいたいので、カギの位置を右にずらした。今回は「初めてカギドアを見る人」がテーマなので、見えるか見えないかくらいの位置にした。

  2. ②ここは、ドアを開けるとすぐ敵がいて、慌ただしいのが気になるね。敵にカギをもたせているようだけど、慌てて敵を倒してしまってよくわからないままカギをとってしまう……というようなドタバタした展開にならないように、ドアの位置を変えた。それから敵も「ネッチー」じゃなくてクリボーに変えた。その理由はのちほど……。

    ②ここは、ドアを開けるとすぐ敵がいて、慌ただしいのが気になるね。敵にカギを持たせているようだけど、慌てて敵を倒してしまってよくわからないままカギをとってしまう……というようなドタバタした展開にならないように、ドアの位置を変えた。それから敵も「ネッチー」じゃなくてクリボーに変えた。その理由はのちほど……。

  3. ③土管の使いかたがイマイチ。向きと位置関係がバラバラなので、わかりやすいように修正した。

    ③土管の使いかたがイマイチ。向きと位置関係がバラバラなので、わかりやすいように修正した。

ヤマムラが作ったコースを実際にプレイできるよ

[コースID] 2CF7-0000-000D-E2C2

ポー。(まぁ、こんな感じか。)

土管の修正が、よくわからなかったのですが。

ポポポ。(これは俺の好みで変えた)

好みかい!!

ポポ、ポポポ。(でも実際、ましこの土管の置きかたを見てみると、結構不自然なんだよ)

え、そうですか?

ポーポポポポ。(ましこのコースだと、土管Aを下に降りて別エリアにいくようになっているだろ?で、このあと結構な距離左に移動して土管Bから元のエリアに戻るのに、土管Aにめちゃくちゃ近いところから出てくる。しかも、別エリアでは、土管Aより土管Bの方が高い位置にあるのに、元のエリアでは土管Bの方が低い位置になっている……。)

まぁ言われてみればそうかもしれませんが、土管がずれていることがそんなにおかしいですか?土管は別の場所にワープする性能があるパーツなんですから。

ポー。(たしかにましこの言うことにも一理ある。ただ今回のようなコースは、土管の距離と方向を意識したほうがいいと思ったんだ。)

どういうことですか?

ポーポポポポ。(カギを探すためにいろいろな場所を移動する迷路のようなコースになっているだろ?こういうコースは位置関係が重要なヒントになったりするんだ。だから、自分がどこに行ったかわからなくならないように、だいたいで良いから距離と方向を合わせておく、とてもわかりやすいコースになる。)

なるほど~じゃあ迷路じゃないコースなら別に意識しなくても良いんですか?

ポポポポ。(そうだね、そこまで強く意識しなくて大丈夫。あまり気にしすぎると、自由なコースづくりができなくなってしまうからね。土管についてはこれくらいにしておこうか。)

今回のテーマの「カギ」と「カギドア」の話をあまりしてませんね。わたしのコースのカギドアの使いかたはどうですか?

ポポポポ。(いいところと気をつけて欲しいところが1個ずつあるな。)

じゃあ気をつけて欲しいところからお願いします。

ポーポポ。(いいでしょう。②のドアのところだね。以前「不意打ちはよくない」って話をしただろう?ドアっていうのはその先が見えないから、敵の置き方を気をつけないと、不意うちになりやすいんだ。)

あ~、確かに作っているときには気づかなかったんですけど…、②はBのドアから出た瞬間に「ネッチー」が襲いかかってくるので、不意打ちになっちゃっていますね。

ポポポポポポポポ。(作っている本人は、ドアの先にどんな仕掛けがあるか知っているから気づきにくいんだよ。だからこそ注意が必要だ。あと、忘れがちなんだけど、ドアは戻ることもできるから戻った時の敵配置も不意打ちにならないように気をつけること。)

わかりましこ!ここのカギを持っている敵をネッチーからクリボーに変えたのは、それと関係があるんですか?

ポポポーポポ。(それはまた別の理由。ネッチーは床に隠れる敵だから、適当にジャンプしてたら、偶然床に隠れていたネッチーを倒してしまっていつの間にかカギを手に入れてしまっているという場合がある。これだと何が起きたかわからないだろ?ここでは、敵がカギを持っている場合もあるぞってことをわかってほしいので、なるべく単純な敵に変更した方がいいと思ったのさ。それに、ネッチーってテレサに似ているし、直感的に倒せそうな感じがしないしね。)

なるほど、たしかに「クリボー」なら、だれでも倒せそうな感じがしますもんね。じゃあいいところをお願いします!

ポポポポポ。(いいところはカギの置きかただ。最初は目に見えるところにカギを置いていて、次のカギから敵に持たせたり、ピンクコインにしてみたりしているだろ?だんだんカギの取りかたが難しくなるようになっていて、こういうのは初心者にもわかりやすい置きかたでいいなと思った。)

ありがとうございます。

ポポーポポポポ。(カギの置きかたで1つ思い出した。「中間ポイント」を使ったコースのとき、注意しなければいけないことがある。「中間ポイント」から復活すると、それ以前にとったカギは元の位置にもどり、開けたカギドアもカギがかかった状態に戻ってしまうんだ。)

そうなんですか。……で、それの何を注意すればいいんですか?

ポポーポ。(たとえばこんなコースがあったとしよう。)

カギドアが3組、カギも3つありますし、普通に問題ないコースに思いますけど……?

ポポーポ。(じゃあ中間地点から復活したらどうだ?)

その場合は、1.③のカギをとってAのドアを開ける 2.①と②のカギをとる 3.BとCのカギをあけてゴール じゃないですか?

ポポーポ。(うん、それでゴールできるし、投稿前のチェックもOKだね。でも、前も言ったように遊ぶ人は作る人の思うとおりに遊んでくれるとはカギらない。)

カギだけに?

ポポ。(なにその寒いギャグ……。)

もともとヤマムラさんが言ってたギャグじゃないですか!!

ポポポポポ。(記憶にございません。)

くっ……。

もういいです、続けてください。

ポポポ。(はいよ。さっきのコースで、もし③のカギをとってBを開けてしまったらどうなる?)

その場合は、Cのカギを開けるために、1回スタート地点の方に戻って……あ!Aのカギドアが開けられません!

ポー。(そう。必要なカギがカギドアの向こう側にあるからね。)

これじゃクリアできないじゃないですか!

ポー。(そう、クリアできない。こういうコースはよくないね。遊ぶ人がどのルートを通ってもちゃんとクリアできるように、よく確認してから投稿するようにしてくれ!)

了解しましこ!ん~今日はとても勉強になりました。カギをつかったコースづくりはおもしろいですねぇ。いろいろコースづくりの幅が広がる感じがします。あ、わたし1個新しいコースのアイディアがひらめきましたよ。

ポポ?(まさかとは思うが、カギドアはあるけどカギがないコースを作ろうとしていないだろうな?)

(ギクッ)

ポーポポポ。(遊ぶ人はカギがあると信じて探すからね。「実はカギはありません~。カギドアは使わなくてもクリアできるだましコースでーす!」とかダメだからね。)

いやだなぁ。そ、そんなコースつくるわけないじゃないですかぁ~。

ポポーポ!?(本当か!?いまギクッって聞こえたぞ!あと、マリオが絶対行けない場所に鍵をおいて、「実は取れません~ひっかけですぅ~」とかもダメだからね。)

(ギクッギクッ!)

そそそんな遊ぶ人の信頼を裏切るようなことはダメですよね。

ポーポポポ。(わかってくれているならいいんだけど。みんなも新パーツでコースづくりにぜひチャレンジしてみてくれ!)

ヤマムラさんに怒られちゃうので、だましコースだめですよ!それではそろそろ終わりにしたいと思います。みなさん、またゲームの中でお会いしましょう!

ポッポポ~!(まったね~!)

おしまい