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    この新しい通信を、「いつの間に通信」と呼んでいます。名前の通り、「いつの間にか」通信しているというものです。ニンテンドー3DSをスリープモードにしておくと、「すれちがい通信」のために他のニンテンドー3DSを探すだけでなく、周囲のWi-Fiアクセスポイントも探します。それが設定されているものであった場合には、必要に応じて自動的に通信を行い、様々な情報やコンテンツを自動的に送受信します。

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    「いつの間に通信」でやりとりされるデータの例としては、新しいランキング、新しいゴーストデータ、ゴーストとは『マリオカート』などをプレイする際に出てくる過去の最高記録の走りを影のように見せてくれる機能のことです。そして、新しい無料ソフト。これは新しい無料ソフトができたというお知らせが届くだけではなくて、自動的にダウンロードされて使えるような状態にまでしてくれます。そして、任天堂からのお知らせ、その他様々な情報などが想定されています。

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    しかし、「いつの間に通信」を利用するために、無線のインターネット接続設定が必要になるとすれば、誰にでも使っていただくというわけにはなかなかいきません。これまでも、インターネット接続率向上のために様々な取り組みを行ってきましたが、誰もが使えるという状況には、まだまだ距離があります。
    そこで、任天堂では、ニンテンドー3DSのこの新しい通信サービスである「いつの間に通信」の普及のため、ニンテンドー3DSに特別な設定をすることなく、「いつの間に通信」を行うことができる、接続拠点を拡充することに取り組んでまいります。

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    まず、全国1,000カ所以上のゲーム販売店店頭にあるDSステーションを、これから段階的に、ニンテンドーゾーン化し、「いつの間に通信」の接続拠点にしてまいります。

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    ニンテンドーDS向けに日本マクドナルド様との協業で、2009年6月より展開した「マックでDS」では、ニンテンドーDSだけでなく、ニンテンドー3DSにも、サービスを展開してまいります。

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    また、ニンテンドーゾーンの取り組みとは別に、別の方向からも接続拠点の拡充を図ります。
    任天堂は、2007年11月より、NTT東日本様、NTT西日本様とともに、WiiやニンテンドーDSiのネット接続に関する協業の取り組みを続けてまいりました。この取り組みでは、お客様のご自宅におけるWiiやDSiのインターネット接続をサポートすることを目的として、サービスを提供し、お客様のご自宅でのWiiやニンテンドーDSiのインターネット接続環境を整えるということに関して成果をあげてきました。
    このたび、NTT東西様との新たな連携として、

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    NTTで公衆無線LANのインフラを展開されている、NTTBP様の情報配信プラットフォーム「Wifine」の提供エリアにて、3DSの通信機能が利用可能となるサービスを展開します。
    3DSのサービスが展開できる「Wifine」は、2011年3月から順次、

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    ご覧のような鉄道や空港の施設、ファーストフードやカフェなど、全国約2,000エリアでの展開を予定しています。

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    任天堂は引き続き、NTT東西様との連携を強化し、ご自宅だけでなく、屋外においてもお客様のネットワーク接続をサポートする体制を整えていきます。

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    今日ご説明したような、ニンテンドー3DSの新たな機能と、任天堂自身の、ならびに他社さんとの協業による新たな取り組みによって、「持ち歩く、響き合う、毎日が新しい。」という、新しい遊びのスタイルを、任天堂は提案します。
    また、「毎日が新しい」を、誰にでもわかるように展開することを目指して、「いつの間に通信」を活かした、

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