「自分だったらどうする」「自分だったらどうする」

『スプラトゥーン』らしさを出すために

「国内初の任天堂直営店であるNintendo TOKYOのプロジェクトを進めている」という話を聞いたのは、入社1年目の私が企画制作部に配属されて間もない頃のことでした。そのショップでは、たくさんのオリジナルグッズを発売するという話を聞いて興味があったのですが、その時の私はプロジェクトのメンバーではありませんでした。それでも、まわりの先輩たちが企画の商品化に向けて、熱く議論する光景を横目で見ながら、私は「自分だったらどうする」と考え続けていました。

もともと私は『スプラトゥーン』の世界観が好きで、このゲームはリアルな世界をモチーフにしている部分もあり、グッズとの相性が良いと思っていました。そこでいろいろなデザインのアイデアを、自分の頭のなかでふくらませていると、Nintendo TOKYOのプロジェクト担当の先輩から「何か思いついたら提案して」と言ってもらえたのです。私は「待ってました!」とばかりに、温めていたアイデアを元に提案資料を作り、プレゼンをしました。その結果、私の案の一部が採用されることになったのです。

検討段階のデザインの一部

『スプラトゥーン』のグッズは、すでにいろいろなメーカーさんから多数の商品が発売されています。そこで私は、Nintendo TOKYOのグッズはそれらとは異なる魅力を表現することが重要だと考えました。たとえば『スプラトゥーン』に登場するステージの壁にはグラフィティとも呼ばれるいろんな落書きが描かれています。そのなかに混じっても遜色のないものをグッズにしたいと考え、「シブヤ」の文字をグラフィティ風に描いてみました。Nintendo TOKYOは渋谷にオープンしますし、ちょっと読みにくいけれど、よく見ると読めるような「シブヤ」にすることで、『スプラトゥーン』らしさが出ると考えたんですね。

Nintendo TOKYOでの初の試み

実際に商品になったグッズのイメージショット

『スプラトゥーン』のゲーム開発の方にも協力してもらい、「シブヤ」のグラフィティのほかにも、キャラクターのイラストを作ったり、パターン素材も用意し、さまざまなグッズに落とし込んでいくことになりました。そうしてアパレルや文具など、最終的には100以上のグッズが商品化されました。なかでもお気に入りはスケートボードで、『スプラトゥーン』のストリートっぽい雰囲気にピッタリだと感じています。

Nintendo TOKYO店舗の写真

Nintendo TOKYOは、国内初の任天堂直営店であり、そこに向けてさまざまな専用アートを作ってオリジナル商品を用意する、会社としてもとてもチャレンジングな取り組みでした。そのような初の試みの仕事に、入社1年目で関わることができたことはとても幸運だったと思います。そして何より、自分のデザインが商品化され、世の中に出ていくというのは、すごく嬉しいことなのだと実感しました。これからもどんな仕事に対しても、「自分だったらどうする」を考え提案し続けていきたいと思っています。

社員略歴

中村 暢克企画制作部/2018年 入社
2018年「デザイン系」入社。
「Nintendo TOKYO」「ゼルダの伝説 コンサート2018」、Nintendo Switch『ファイアーエムブレム 風花雪月』(2019年)など、グッズ制作やIP展開用のグラフィックデザインを担当。
職種
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