職種紹介

デザイナーの仕事ゲームCGデザイン

ゲームCGデザインとは?

ゲーム制作におけるCGデザインとは、ひと言でいうと「ゲーム内のキャラクターやステージを作る仕事」です。すべてのゲームCGデザイナーに共通しているのは、「見た目の美しさや面白さ」だけでなく「機能に合ったデザイン」を常に意識していることです。

ゲームCGデザインは、いくつかのパートに分かれています。「キャラクター」「アニメーション」「ステージ」「ムービー」の4つのパートの特徴をご紹介します。

キャラクター

映画やドラマの配役と同じく、ゲームにも「主人公(プレイヤーキャラクター)」「敵」「仲間」「村人」「店員」など、さまざまな役割を持ったキャラクターが登場します。それらの役割が正しくユーザーに伝わるようにデザインを行うのが、キャラクターデザイナーの仕事です。

「プレイヤーキャラクター」とは、実際にユーザーが操作して動かすキャラクターのことです。親しみが持てたり、感情移入ができたりする容姿の要素も大切ですが、一見してそのキャラクターの役割や機能、特性がわかるデザインであることが、ゲーム体験として、より重要視されます。

また、「敵」はアクションゲームでは欠かせない存在です。ゲームの遊び応えに直接的に影響するので、難易度の調整や、ストレスなく遊んでもらう工夫など、見た目だけでなく遊びの要素にも気を配りながらデザインします。

「NPC」(ノンプレイヤーキャラクター)は村人などユーザーが操作しないキャラクターのことです。ゲームを進行するためのヒントを与えたり、時には仲間として冒険についてくるなど、役割と世界感にあったデザインが求められます。

「装備・アイテム・乗り物」もキャラクターデザイナーの仕事のひとつです。プレイヤーキャラクターが身に着ける服装、手に持つ武器や道具、乗りこむカートなどもこれに当てはまります。役割や機能、特性をわかりやすく見せるだけでなく単体で装備したり乗りこんだりしても成り立つデザインが求められます。

キャラクター制作の事例①

ゲーム中は常に注目されるため、画面内での視認性や、見飽きないデザインなど、さまざまなことに配慮しながら作り込みます。

たとえば、対戦格闘ゲーム『ARMS』では、キャラクターの背面の見栄えや、両腕の視認性にも注力してデザインしています。

また、プレイヤーキャラクターが大きくても対戦相手が隠れないように、十分な視界(画面の枠内)を確保することにも気を配っています。

キャラクター制作の事例②

「盾を持っていて前からの攻撃は効かなさそうだから、後ろから回り込むのかな?」など、見た目から攻略法を連想できるようデザインします。

キャラクター制作の事例③

ユーザーと関わる頻度が高いキャラクターの場合、「なるべく多くの方に愛着を持ってもらえる」ということを念頭において、デザインします。

アニメーション

キャラクターの起こすアクション、性格や特徴、感情を表現するのに、アニメーションは不可欠です。

特にプレイヤーキャラクターには、歩く・走る・跳ねる・しゃがむ・持つ・斬るなど大量のアクションを用意することで、ユーザーの操作の幅を広げます。アニメーションは、ユーザーの意図とキャラクターの反応を繋ぎ、直感的な操作感を生み出し、ゲームの手応えを決定する大切な役割を担っています。

アニメーション制作の事例

ジャンプをする動作の場合、「踏ん張る→ジャンプ(滞空)→着地」が一連の動作です。

本来なら飛び跳ねる前にしっかり「踏ん張る」ことで、力を溜めた状態を表現したいところですが、ユーザーがジャンプボタンを押してから、ゲーム内で「ジャンプする」までの時間が長いと、「反応が鈍い」印象になります。

ゲームのキャラクターアニメーションでは、動きの格好良さと快適な操作性を両立することを心がけています。