職種紹介

デザイナーの仕事ゲームCGデザイン

ステージ

ステージ制作とは、ゲームの地形・海・空・建物などの背景グラフィックづくりです。「背景」といっても一枚の絵ではなく、そのなかを実際に歩き回ったり、さまざまな角度から眺めたりするため、空間を丸ごとデザインします。季節や時間の変化を感じさせる街並み、遊びの仕掛けがあるダンジョン、レースゲームの多種多様なコースなど、ゲームの世界観を創造し、遊びをデザインするとても重要な役割を担った仕事です。

ステージ制作では、面白い遊びを発想する力はもちろん、スタート地点からゴール地点までの遊びのテンポやメリハリ、難易度の設計、ユーザーを迷わせず目的地に誘導する工夫など、ユーザーの気持ちに沿った気配りと構成力が求められます。

イメージスケッチの事例

「どういった時代なのか」「どんな文明でどんな生活なのか」「石造りか木造なのか」、といったイメージスケッチは、世界観を練るうえで欠かせません。

ムービー

ユーザーに快適にゲームを楽しんでもらうためには、まず遊びの目的や操作方法など、ゲームの進行に必要な情報をしっかりと理解してもらうことが大切です。
また時には魅力的なストーリーを語り、ゲームプレイに対するモチベーションを高めたり、ゲーム世界への没入感をもたらすことも、ユーザーにとって忘れられないゲーム体験につながります。

そのために必要な内容を面白く、無理なく、自然に理解してもらうために、まるで映画やアニメのような表現を使った「ムービー」が作られます。

ムービー制作の仕事では、ディレクター、プランナー、シナリオライターなど関係スタッフとのディスカッションを重ねながら、その目的に沿って演出、演技、カメラワークなどに工夫を凝らし、ムービーの設計図となる絵コンテ(ストーリーボード)を制作します。
そしてその絵コンテを元に、キャラクター、アニメーション、ステージ、サウンド、UI、エフェクトなどのデザイナー、プログラマーと密接に連携しながら演出意図に沿った形にまとめ上げていくことで、すべての要素が効果的に活かされたクオリティの高いムービーが完成します。

任天堂ではたらくゲームCGデザイナーに求められること

開発現場では主に3DCGツールを用いた制作が中心業務となりますが、学生時代の3DCGデザインの経験は必須ではありません。例年、3DCG未経験で入社する学生さんがほとんどです。
それはツールを知っていることも大切ですが、長い目でみれば、基礎的な造形力やデザイン力の方が大切だと考えているためです。その造形的な基礎体力をベースに、多くの人を魅了する独創的な作品をたくさん生み出せるバイタリティーが大切です。
任天堂は娯楽を作っていますので、遊びを面白くする工夫や、その遊びを引き立てるグラフィック、その機能や役割に見合ったデザインの探究が、ゲームCGデザイナーに求められています。一方で、グラフィック技術が向上したことで、完成度の高いアートの力も必要になってきました。遊びを創る力とアートを創る力、その両方を求めています。